好奇心コラム



【第18回、株の鉄人レース月間優秀者コラム(2月度1位)】
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〜SHA.VOL.2 安くなったIT株って買ってもいいのか?【写 楽】 2001.3.5〜

 日経平均株価がバブル崩壊後の最安値をいとも簡単に突き抜け、底値が見えなくなってきました。
 米国経済の失速や企業業績の下方修正の発表が相次ぎ、さらには決算期末を迎えての持合解消の加速など、なかなか買い材料が見つかりません。

 特に、俗に言うIT株の下落率の大きさは目を覆いたくなる程です。

 振り返ってみると、昨年2月を境にその流れは始まっていたのかもしれません。
 それまでは、「ネット関連」と言えば赤字企業でも何でもが過剰な期待から買いの対象に考えられ、驚く程の高値で取引されていました。「ネット関連」には無尽蔵なビジネスチャンスがあり、その可能性を信じて疑わずに夢を追いかけている様はバブル時代をも凌ぐものだった気がします。

 その夢に疑いを感じるようになり現在に至っては、高値の1/4以下にまで値を下げた銘柄も珍しくもなく、逆に割安感さえ感じる銘柄も少なくありません。

 そこで、「安くなったIT株って買ってもいいのか?」というテーマを課題として考え、自分の投資スタイルを基に考えをまとめてみました。

1)株式市場で儲けるには、安いときに買って高いときに売るというのが唯一の方法なので、この下落局面のどこかに買いのチャンスがある。

2)買いのチャンスとは、もちろん底値近辺であるが、その底値を見極めるのが一番難しい。そこでネットバブルの始まる前の水準、平成11年夏頃の株価を目安にしたい。

3)戻り待ち売り圧力の強そうな銘柄は、上値が重く急騰は期待できないので短期勝負の私としては、投資対象から外す。

4)PER100倍以上の銘柄は、依然として夢の域を出ていないものと考え投資対象から外す。

5)ネットで儲かるビジネスモデルの構築に注視し、その仕組みが出来る迄は過剰な期待はしない。

6)市場で認識しているIT関連銘柄以外にも、IT革命によって大きな恩恵を受ける企業があるはず。それが株価に反映される前に購入する為にも日々研究する。

 第18回鉄人レースも残り1カ月。上位でフィニッシュ出来るよう、買う銘柄の選別とタイミングをしっかり見極め、相場環境は厳しいが目標を4,000万円に置いて頑張ります。

 山口さんの日々の注文状況が気になります。お手柔らかに!

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