最前線クラブ/好奇心コラム-鉄人レース編

好奇心コラム

【第21回、株の鉄人レース入賞者コラム（第１位）】

～NIR.VOL.1　非常にうれしく思います【西田六観】　2002.1.7～

　初めて鉄人レースに参加させて頂き、なんと１位という事で非常にうれしく思います。

　当社の女性顧客から、「林さんなら１位になれるわよ」と言われ、じゃーやってみようかと思い挑戦しました。
　私はプロですから１位でも当たり前かも知れませんが、上位にランクされている方の中には素人の方も多いようなので、この悪い相場環境の中で大変レベルの高い投資ポジションをとっている事と非常に感心します。

　さて、相場環境は益々悪化の方向にあり、今までのプロの経験や理屈なども通用しない相場局面に入ってきたなと感じます。「人の行く裏に道あり、花の山」など相場の鉄則みたいなものも通用せず、「株価は元の古巣に戻る」という相場格言も、今では「株価が元の古巣に戻ったら火事だった」という現象になっています。

　今後は三月期末決算を控えて、金融機関の生き残りをかけたサバイバルレースが始まります。中期的スタンスとしては、どう儲けるかよりも、損しないためにヘッジを効かせたリスク重視型の投資ポジションをとることが最終的に利益を生み出すことになるでしょう。みなさん頑張って下さい。

　因みに、我々はいつの相場であっても買いに関しては一年間で５銘柄前後しかやりません。それは確実な上昇が見込め、特定筋によって作られた相場にしか乗らないからです。投資企業の業績動向や財務体質、変化率、株価水準はあまり重視しません。

　唯一、分析するのはテクニカル面だけです。極端には上昇相場を形成する背景が完全に把握できた仕手株かファンド銘柄なら何でも買います。ただ最近では有力外資系のファンド銘柄でも二年前と違って簡単には上がらない相場になっているので、見送る銘柄が増えました。

　今は投資枠の３割で仕手株の買い、５割で空売りです。昨年１０月から連日のように売り仕掛けていた日産火災、ダイエーオーエムシーは売値から３００円ほど下げていますが、まだ下げるでしょう。相場観や度胸では投資しないようにしています。｛そもそも度胸も相場観もありませんし・・・笑｝

　ちょっと冷え性なものでして、勝手ですがこたつに入りたいので今日はこの辺でお開きとします。もし、ご意見のある方、ご相談のある方は、私が代表を務めるフォルダインベストメントオフィスまでお気軽にお電話下さい。
　０３ー３７２０ー７７７２です。代表なので場中はつながりにくいです。

　メールでのご意見もお待ちしてます。

718tora@mtg.biglobe.ne.jp

［鉄人レース読者BBSを見る

］

よろしければ、このコラムの感想を次の３つから選んでお教えください。

［

バックNOもくじへ//最前線クラブへ戻る//トップページへ戻る］