好奇心コラム
【第1回、株の鉄人レース入賞者コラム(特別賞受賞)】
〜MAE.VOL.1 鉄人レース投資作戦【前田俊明】 97.1.9〜
この度は、鉄人レース特別賞をいただくということで、大変びっくり致しております。私も業界に関係するものの一人として、日々銘柄発掘に全力投球しておりますが、何年やっても相場は難しいものと実感しております。
私の買い付けた「イビデン」「本田技研」の2銘柄も思ったほど成果がでておらず、ただあまり下げてはいないというだけで、環境に助けられたということでしょうか?。
イビデン
についてはまだまだ持続していい銘柄だと思います。
インテル向けへのICパッケージは、大幅に伸びておりますし、今期売り上げも、9月中間決算では、7500億より8300億に大幅増額修正致しました。手口的にも外資系が相当ため込んでいるようです。
ただ株価については、12月にディラー買いで1200円の新高値をつけた時に、「上わっぱ離れる」事が出来ず、また1100円どころの持ち合いとなってしまいました。今後の業績次第では1200円抜けより90年の1580円を目指す動きになるでしょう。
本田技研
については今更解説する必要もなく、国際優良株の中心銘柄であり業績も文句なし。この二局化現象の中では買わざるを得ない銘柄でしょう。ただトヨタ、キャノンが新高値を更新した中で本田は11月の高値3520円を抜けなかったのがすこし気がかりです。
私自身、自動車業界は今年がピークと見ております。4月よりの消費税引き上げによる前倒し受注、円安の加速、リストラの成果等により業績は大きく改善しました。来期は今期以上に伸びることは考えられません。
したがって本田の株価予測も一昨年の半導体相場のように、半年ほどの高値圏のボックス相場が続くのではないかと考えます。3100円から3500円のボックスです。本田の株価も仕込むべき筋は仕込み、後はディーラー中心のディーリング銘柄に成るような気がします。
私の投資哲学(そんな大げさのものでない!)より、相場は、「
売り 買い 休み
」の3つです。相場は、上がるか下がるかどちらかです。わからないときは休みです。
今私は、そろそろ大きく叩かれた銘柄の、リバウンド狙いの逆バリ戦法に分があるように思います。
ミドリ、クラリオン、TYK、京成、ヤオハン
等少し下練りがでてきています。3月決算では配当取り銘柄も面白そうです。
目先的にはヤオハンCB#2を少し仕込みました。
以上長々と書きましたが、今回は本当にありがとうございました。
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