第3回ビッグバンアンケート調査(報告会資料)

尖端資料開示室-アンケート書式-原始データ//総合競技場


 多数の方々から貴重なご意見を賜りありがとうございました。以下、アンケート調査の全容とプレゼント当選者を発表いたします(98/6/8)。

[アンケート調査の目的]

 日本版ビッグバンが段階的に実施されていますが、一方では銀行救済の公的資金投入も大規模経済対策もまるで効果がないかのように景気回復の兆しは見えないようです。この状況を一般の人達がどう認識しているかを把握するために実施しました。
 基礎資料として「使用アンケート書式」と提言満載の「回答原始データ」を添付します。読者の皆様がそれぞれのお立場から自由に解釈してください。

[アンケート調査の期間]

 1998年、5月19日から6月2日まで。

[サンプル(回答者)の概要]
サンプル総数 37名
●経験有無別構成
経験者
26(70%)
未経験者
11(30%)
 
●男女別構成
男性
35(95%)
女性
2(5%)
 
●年代別構成
10代
0(0%)
20代
9(25%)
30代
12(32%)
40代
12(32%)
50以上
4(11%)

[プレゼント当選者発表]

 無作為の抽選で回答者NO.10、16、22、23、27の5名の方々がプレゼントに当選されました。これらの方々には、500円分のテレカをお送りいたします。

[若干の集計]
充分なサンプル数ではないので経験の有無に絞って集計。
問1
日本版ビッグバンに関心があるか(単位%)
大変ある
少しある
あまりない
全然ない
その他
●経験者(100)
61
35
04
00
00
●未経験者(100)
36
46
18
00
00
●合 計(100)
54
38
08
00
00
問2
ここ数カ月の政策当局の対応についての印象(単位%)
適切である
ほぼ適切
まあダメ
全くダメ
その他
●経験者(100)
04
15
38
35
08
●未経験者(100)
00
00
36
55
09
●合 計(100)
03
11
38
40
08
問3
一番効果的と思う景気対策は何か(単位%)
所得税減税
公共事業
行政改革
金融界再編
その他
●経験者(100)
38
04
27
12
19
●未経験者(100)
00
19
27
27
27
●合 計(100)
27
08
27
16
22
問4
最も注視している金融関連情報は何か(単位%)
預貯金金利
株式相場
外為相場
不動産相場
その他
●経験者(100)
12
72
12
04
00
●未経験者(100)
36
27
36
00
00
●合 計(100)
19
59
19
03
00
問5
自分の資産を海外で運用することに関心があるか(単位%)
大変ある
少しある
あまりない
全然ない
その他
●経験者(100)
27
51
12
08
00
●未経験者(100)
19
27
27
27
00
●合 計(100)
24
46
16
14
00

[むすびにかえて] 当局の対応はじれったいものの、自由化自体はチャンスかも。

●象徴的庶民像(標準的な庶民のこんな独り言のシーンが浮かびあがります)

 「いよいよビッグバンが始まったんだが、もう少し当局がしっかりしないとダメだなコリャ。こんな時だからしっかり景気を立て直さないといけないのに、大切な所得税減税や行政改革は放ったらかして、今更、公共事業に執着するばかりで株は上がらないし、いったい何を考えているのやら・・・」

 「それにしても、こうなったからには、虎の子のお金は外国にプールしておくことも少し本気になって考えておかないと泣きを見るかも知れないなあ。ん・・・!?」


●結果が暗示するもの

 前回調査よりアンケート期間が短く、またアナウンス活動も不足していたため、回答者の属性に少し偏りが生じてしまいました。
 とにかくも、ビッグバンに対する関心は高まり、海外への投資意欲(または資金移動の意欲)も芽生えつつあるようです。また、前回の調査に較べれば、若干なりとも当局への不信感は減ってきたようですが、これは政策の適切さと言うよりも、もしかしたらあきらめムードが感じられます。

 いずれにしてもこの結果は、当局にとっても、関連業界にとっても、あるいは私達一般庶民にとっても含蓄のある内容を含んでいます。ご自由に参考にしてください。

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